2026 MOVE!出展 で のぼる階段



 2026年3月7日、静岡県沼津市民文化センターで”沼津市子ども文化芸術体験事業MOVE!”が開催されます。もんちゃんの作品もそこに出展することになりました。他は団体での参加のなか野良のソロで個人出展です、絵画部門でぜひ会場を飾ってほしいとの要請がありまして。
 F100サイズ2枚、0切り画用紙1枚、4つ切り画用紙6枚の9作品の展示です、圧巻だよ、もんちゃん。

 そこで、出展作品を背景に使用した『戦略的思考力強化プログラム』のゲームと、運命から逃れて生き残るゲームを作ったので皆さんに見つつ遊んでもらえたらなと思いこのページを作りました、ぜひ楽しんでいってください。
 また、あの絵はどんな意味があるのか?その謎が読み進めると解けるかもしれませんよ。

 

出展作品一覧 巨大F100サイズ2枚、0切り画用紙1枚、四切り画用紙6枚

 

出展作品をゲームにしてみました ~Inevitable Annihilation~

出展作品の目玉、『たとえ消えるとしても』の絵の雰囲気がとても魅惑的なので、これを活かしたゲームのプログラムを作ってみました。まずはいわゆる『宿題スコアゲーム』と呼んでいる経路選択型ゲームにこの要素を追加したものをひとつ。そして対消滅をイメージしたゲームをひとつ。こちらは遊ぶだけでなく誰にでも作れるようなものとして考えてみました。

Inevitable Annihilation  宿題スコアゲーム改造品

Scratch(スクラッチ)で作った通路選択型サバイバルゲームです。キャラクター、背景はオリジナル、真珠の耳飾りの少女に似たキャラも、Scratchのコスチュームエディタで作ったものです。

概要

 キーボード操作専用の宿題スコアゲームをスマホのタッチでも動かせるように改造した、紹介用プログラムです。生徒選択機能を省き、ゲスト専用にしてあります。宿題スコアも当然ゲスト用です。
 操作性が良くないと感じたらPCでキーボードを使って操作していただけたらと思います。エネルギーとライフが切れるまでに沢山のスコアアイテムを集めよう!

遊び方

・キャラの上下にある矢印をタッチするとその方向に移動します。一回の移動にエネルギーを消費しますので、エネルギーが50以上ないと上下の移動はできません。
・前の矢印をタッチするとスクロールして前進します。前方にキャラがあれば接触したときにキャラに応じたリアクションが発生します。
・前進時も一定のエネルギーを消費します。エネルギーが尽きたら、ライフを削って前進のみすることができます。
・ライフが尽きるとゲーム終了です。

キャラクター

キャラクターは以下の4分類で計7種類います。どのキャラがどれかは自分で探してみよう! ・スコアアップアイテム2種類/ライフが減る敵3種類(弱・中・強)/エネルギー吸収キャラ/エネルギー補給キャラ

オマケ

 今回、展示する絵画を背景に使おうと思ったので、テーマを絵描きにしようと思い、それっぽいキャラを作り始めました。折角なので当たりキャラはフェルメールブルーのボトルで、取ったら真珠の耳飾りの少女が出たら素敵だなと思い、以前作ったその絵のパズルを元にスクラッチのグラデーションを駆使して作ってみました。思いの外よくできたので自分自身驚いています。

案外、『やってみたらできた』ってことは多いのですが、やる前からブレーキをかけがちです。たまにはスロットルをワガママに開けても良いと思います。駆け抜けろ!

 

たとえ消えるとしても  相手が消えるまで逃げ切れ

Scratch(スクラッチ)で作った通路選択型サバイバルゲームです。キャラクター、背景はオリジナル、真珠の耳飾りの少女に似たキャラも、Scratchのコスチュームエディタで作ったものです。

概要

 対消滅をイメージしたゲームです。反射時にどのくらい左右の補正を入れるかで飛ぶ先をコントロールしながら対消滅を避けよう。

遊び方

 目が白いキャラが自分の操作するキャラです。上矢印のアップクォーク、下矢印のダウンクォークがそれぞれ赤、緑、青の3色、計6種類の自分キャラがいます。それに対し反クォークとしても6種類います、これに当たらないように避け続けましょう。

 赤⇔シアン(水色)、緑⇔マゼンタ(紫)、青⇔イエロー(黄色)の組み合わせで当たると対消滅して消えてしまいます。
・画面下部の矢印ボタンは反射時にどのくらいの補正を入れるか(余計に曲がるか)を設定でき、このボタン操作で反射する方向を上手く操ってみてください。何度もやってクセをつかもう!

オマケ

 プログラムを組んでゲームを作ることで、モチーフの理解が深まります。絵画以上に動きや反応もあるので整合性を取ろうとすると必然的に理解を深める必要がありますから。

 このゲームの作り方を近々公開する予定です。専用のページを作って、対生成と対消滅のことをまとめつつ、それをどのようにプログラミングするか、私自身の再確認も兼ねてページを作ってコードを公開して、触りながら理解を深めてもらえればと考えています。ご期待あれ。

 

展示作品1.たとえ消えるとしても  F100 アクリル

たとえ消えるとしても pair annihilation


制作年月:2025年(9歳)
画材:アクリル絵具
サイズ:F100(130cm×160cm)

対消滅の話を聞いてイメージしたものを描いたようです。

 F100サイズのキャンバスは130cm×160cmと巨大なサイズです。使った画材はアクリル絵具で、1本が500ccペットボトルくらいの大容量の物をガンガン使って描きます。

 対生成という現象が起こりエネルギーが物質に変わるということがあります。特に宇宙初期はこの現象により大量に物質が生まれました。光すら外に出られない高密度、『光のスープ』といわれる状態で、物質が生まれては対消滅で消えるという繰り返しの中で、消えずに残った物質が今のこの宇宙を作っています。

 物質が生まれるときは対生成といって必ず物質と反物質が生まれます。この二つがぶつかると対消滅が起こります。なので物質が生まれても二つがぶつかればすぐに対消滅で消えてしまう、これがルールです。しかしCP対称性の破れの話によると反物質の方がわずかに寿命が短いというか他の物に変わってしまいやすいらしいので、反物質に当たらずに残った物質は他の物質と合わさり別の物質になることもあります。途方もない小さな確率ですが、さらに途方もない物量の前では全然あり得る話、と考えられます。機会があればキッチリとまとめて再確認したいところです。

 CP対称性の破れとは別にもう一つ、物質が消えずに残る場合が考えられます。事象の地平線というブラックホールの境界線上で対生成が起こった場合、片方だけブラックホールに吸い込まれるということも考えられます。超高密度のブラックホール内部は対生成と対消滅が絶え間なく繰り返されるので、イベントホライゾン(事象の地平線)上で起こった対生成は物質が残り得るという説もあると考えます。そんな風に考える学者や説もあるとかないとか。

 というわけで事象の地平線上で生まれた物質と反物質、たとえ消えるとしても生まれてきました。すくなくとももんちゃんのキャンバスの上では、しっかり残っています、深淵なるロマンと共に。

 

展示作品2.混沌より飛び立つ希望  F100 アクリル

水槽

 F100という巨大なキャンバスに初めて挑戦したのがこの絵です。色を思いっきり使えるのが嬉しいみたいです!

混沌より飛び立つ希望 


制作年月:2025年5月(8歳)
画材:アクリル絵具
サイズ:F100(130cm×160cm)

カラフルな色の鳥を書きたいということで、世界を彩り鮮やかに塗り変える鳥を描き始めました

 ※上記写真は2025年9月に開催された百花フェスティバルに展示したときの写真です。
 こちらもF100サイズのキャンバスで130cm×160cmと巨大なサイズ、これは横長の配置です。使った画材はアクリル絵具で、1本が500ccペットボトルくらいの大容量の物を思いっきり使って描きます。

 初めての巨大キャンバスに不慣れなことだらけでしたが、楽しく描いていました。淡い色やグラデーションが大きすぎるキャンバスでは結構難しいらしく、かなり大量に絵具を使わないとしっかり描けないということが分かりました。そこで少々やり過ぎてしまい、全体的に暗めの絵になってしまいました。

 それならそうと、暗い世界から飛び出して明るい世界に変える鳥ってことで方向修正し、ドロドロのカオスから飛び立つ希望の光を表すように描いていきました。奇しくも最初に塗った色が浮き出るように仕上がって、まぁ良い方向に転がってくれてよかったと。

 ちなみに前回の百花フェスティバルではその迫力に驚く人がたくさんいました。『こんなに大きい絵を描ける小学3年生がいるなんてすごい』という大きいものを描き上げたことに対する評価をたくさん聞きました。その大きさ故に、搬入搬出もかなり大変な作業でした。でもこんな経験、まず出来ないですから嬉しい悲鳴ですね。

 

展示作品3.海月~クラゲ~  0切り画用紙 水彩

 0切り画用紙、つまり四つ切画用紙の四倍の面積を持つ画用紙で、四六判と言われる物みたいですね、その紙に大胆に大きなクラゲを描きました。このサイズの額縁は入手困難なので自作しました。上記写真はその様子の一部と、百花フェスティバルに展示した時のものです。

海月~クラゲ~ 海の中を照らす光


制作年月:2025年8月(9歳)
画材:水彩絵の具
サイズ:0切り画用紙(109.1cm×78.8cm)

クラゲは海月と書くことを知り、その漢字からひらめいて描いたものです。

 実はこの絵を描く前に四つ切画用紙にクラゲの絵を描いていたんです。クラゲの透明感を描くのが楽しくて、また描きたくなったようです。さらには、クラゲは漢字で『海月』と書くことに衝撃を受けたようで、ならば海に浮かぶ月みたいな光輝くクラゲを描きたくなった、というワケです。

 透明感やツヤ感、フニフニ&プニプニ感をいかに表すか?そして海に輝く月らしくボワッっと光る様子を表すのにこだわって描いていました。ボカシやグラデーションの付け方がスゴイと思います、できるんですね、羨ましい。とはいえやはり大きな紙です、集中が持たなくなりがちです。ちまちました作業も四つ切の四倍必要になりますから、そりゃ大変ですよね。

 なんとか完成した後は、額縁の準備が必要です。売ってないので作ることにしました。モノタロウでデカいアクリル板を買い、ホームセンターで板や棒を買って作りました。地味に費用がかさみますし、作るのにも場所を取ります、思った以上に大変。でもまぁ上手く作れました。今回の出展用に、自立できるように三本足に改造しました。

 

その他の展示作品  四つ切り画用紙 水彩・クレヨン

 四つ切サイズの絵は集中力がなんとか維持できる手頃なサイズですが、描き方によって仕上がりの時間に雲泥の差があります。特に時間がかかったのが化石のステゴザウルスです。逆に緑色の灯台の絵はアッサリと描き終えました。

四つ切りサイズの絵 水彩・クレヨン


暗い海の希望の光:2年生
槌に眠るステゴザウルス:2年生
アートクレヨンで描いたネコ:3年生
星の数ほどある中に:3年生
夕日が沈んだ後は:3年生
広いところへ行きたいな:2年生

暗い海の希望の光


 この作品は、2024年秋に燈光会主催の”灯台絵画コンテスト2024”で銅賞に選ばれた作品です。水彩絵の具を使って油絵のように描き上げたこの作品は、色の混ざり方を楽しんでいるうちに10分くらいで完成した奇跡の一枚です。

 前回の百花でも展示しましたが、妙に評判が良く、Tシャツ化の要望もチラホラありました。今度作ってみようかな。
 また、表彰式は横浜みなとみらい地区の海上保安庁にて行われ、管制室の見学や巡視船による横浜湾航行もありました。船を運転させてもらえたり、貴重な経験ができました。

土に眠るステゴザウルス


 この作品は、2024年熊本天草の御所浦島恐竜絵画コンクールに応募して惜しくも通らなかった作品です。このとき弟のポコちゃんが幼児の部で金賞に選ばれました。

 骨をマスキングして背景色を丁寧に塗ったりして非常に時間をかけて描き上げた一枚なので、非常に良い出来だと思っていました。なのでこれをTシャツにして、これを着て表彰式に参加することにしました。

 表彰式では審査員の先生にこれを見てもらうと、「あれ、こんな作品あったかな?これは落とすはずないんだけど…、すごいね、これ。」と褒めてもらえました。2000点以上の応募の中、どうしても暗めの作品は見落とされがちなんだそうです。

アートクレヨンで描いたネコ


 タイトルの通り、アートクレヨンで描いたものです。
 別の作品が入賞したのでご褒美に買ってもらったPentelのArt Crayon。箱に描かれていたのは『おじいちゃん先生』こと柴崎先生が描いたネコの絵でした。同じものを描きたくなったようです。

 思い立って描き進めましたが、背景を何色にしたらいいか悩みだしました。悩むのなら試してみればいい、ってことで背景を塗る前の絵を写真に撮って、Scratchでサクッと背景色シミュレータのプログラムを作りました。これで色を確かめながら気に入った色を探します。
 こちらのページで詳しい解説とプログラムを使うこともできますのでぜひそちらもご覧ください。

星の数ほどある中に


 今回のMOVE!展に出すために描き下した作品です。描いたら見てもらえるという恵まれた状況ですから、新技法で宇宙の絵を描くことにしました。指で押すと出る霧吹きタイプのワンプッシュ型スプレーボトルに溶いた絵具を入れて吹き付けて描きました。

 モチーフは宇宙、特に星雲の写真の美しさを描いてみたくて始めました。タイトルの意味は、地球というもの自体が奇跡的な存在だから、ここにしかないことを楽しまなくちゃね、という気持ちを込めて。

 何本ものスプレーボトルに色を調合して、吹き方のバラつきも結構大きかったので出方に応じて用途を変えたりして楽しみながら作りました。地球は筆で描いています。光の感じを表現して奥行き感のある絵になればいいなと祈りながらプシュプシュしました。二度と同じものは作れない一枚ができました。

夕日が沈んだ後は~室戸岬灯台~


 2025年の夏に灯台と桂浜を実際に見てこようと取材旅行に出かけました。むろと廃校水族館を見た後に室戸岬に寄り、間近で室戸岬灯台を見てきました。意外にも高台にあるのて、日本一の一等レンズを横から間近で見ることができました。暗くなったらどんな光り方をするんだろう?なんて考えていたら、夕焼けのときが凄いんじゃないかと想像しました。

 強烈な光を放つ灯台ならば強烈な色合いで描いてみよう、夕日の赤を受けてどんな姿になるか、想像して描きました。
 こちらのページ で実際に見てきた様子を旅行記にしていますのでぜひそちらもご覧ください。

広いところへ行きたいな


 2024年、MOA美術館沼津児童作品展に入選した作品です。ホームセンターの熱帯魚コーナーでもよく見る、個体ごとに色が違い、大きく優雅なヒレが特徴的な魚、ベタがモチーフです。美しい見た目に反して、ケンカっ早いので水槽を分けないといけないんですよね。そこで「こんな狭いところから早く出してくれ」って訴えを代弁したタイトルなんです。

 いろんな色のベタを見てきましたが、もし飼うならこの色がいいなと思う理想のベタを描いてみました。ヒレの鮮やかさと優雅さを頑張って表現した一枚になっているかと思います。

 

そして本番へ  2026.3/7開催

Top画像

 前日に搬入を終えて、並べ方にもこだわりました。新作の『星の数ほどある中で』の絵が思いの外カッコイイ!

 関係者や参加者のリハーサル組など、すでにいろんな人に見てもらい、いろいろ褒められました。贅沢な空間の使い方をさせてもらい、大ホール前の空間をより芸術的に演出していると思います。見てくれる人の反応が気になります!またイベント後の話やいろんな裏話などをまとめたページを作っても面白そうですね。

 もんちゃんの絵、ここでも輝いています!




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 ここまで読んでいただき、ありがとうございました!感想や質問、もんポコへの応援メッセージなど、コメントを頂けますと励みになります。お気軽に書き込みください!

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 一般社団法人ピンタニーニャ・プログラミング学習協会


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