もん7歳ポコ5歳 天草表彰式の旅(前編) で のぼる階段
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2023年8月、もんちゃん7歳、ポコちゃんが5歳の年に描いた絵が「天草市立白亜紀資料館」主催の第25回恐竜絵画コンテスト で、もんちゃんの描いたのアンモナイトの絵が小学生低学年の部で金賞を、ポコちゃんの描いたケントロサウルスの絵が幼児の部において銀賞に選ばれました。
2021年に続き2回目の天草訪問チャンス!姉弟同時受賞なので、これは行くしかない!2年前の天草往復で寄れなかったところを巡るため、今回も遠路はるばる車で行くことにしました。
こちらは表彰式の前、前半のお話です。後半のお話は
準備中です、もう少々お待ちを。
行きの行程
1日目:奈良・纏向遺跡→姫路泊
3日目:海の中道・吉野ケ里遺跡→天草泊
2日目:厳島神社・宮島水族館→若宮泊
4日目:天草崎津→表彰式
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熊本県天草、御所浦島の恐竜の島博物館で2023年8月に開催された『第25回恐竜絵画コンテスト 表彰式』に参加しました。 8泊9日、車の旅の往路の記録。上記旅行記プログラムの内容を詳しく書き綴っていきますので、どうぞお付き合いください。
1日目 0km ~ 359km 石上神宮 ~ 368km 纏向遺跡 ~ 532km 姫路泊

E1A新東名に乗り、亀山から名阪国道を通り関ドライブインでランチ休憩をはさみ奈良県の天理市へ。いわゆる『山の辺の道』を南下しながら神社や古墳を巡るのですが、そこで遭遇したピンポイントの奇跡とは?
石上神宮 奈良県 天理市
まずは、奈良の石上神宮へ行ったんだ。鶏が出迎えてくれた
布都御魂を祀る、七支刀で有名な歴史ある神社だよ
交通安全のステッカーは七支刀のデザインでカッコイイ!
名阪国道の関ドライブインでは伊勢うどんを食べたもんちゃん。そのブニブニ食感に驚いていました。天理東ICで降りてしばらく南下すると石上神宮に着きます。
快晴の8月で暑いですが、高い木々に覆われた参道は陽射しから守ってくれるので嬉しい。すると一羽の黒い雄鶏が出迎えてくれました。鶏を鳴かせ太陽を呼ぶのは岩戸の前だけにしてほしいものですが、尾羽も美しい姿は神の使いの風格がありました。
手水を済ませ左に90度曲がり、壁(瑞垣)で仕切られた本殿・拝殿エリアに入ります。非常に厳重に守られている感じがしました、布都御魂剣がその奥にあるという神聖さを感じざるを得ませんね。いろいろと気になる石上神宮、もっと調べてみたい!
箸墓古墳~大神神社 奈良県 桜井市
次に桜井市の箸墓古墳と、大神神社に行ったよ
箸墓古墳の倭迹迹日百襲姫と大神神社の大物主大神は元々夫妻だったけど、
ヘビの姿を見られて去っていった大物主と、箸で自害した倭迹迹日百襲姫。
参拝した直後、ここだけ80mmの大雨に遭ったのは穢れの禊?再会の涙?
石上神宮から南に進み桜井市に入り、箸墓古墳に着きました。予定では行灯山古墳も見ようと思っていましたが、駐車場が良く分からず時間があったら帰りに寄ろうということで一旦スルーしました。
地図で見ると鍵穴型をした前方後円墳の箸墓古墳ですが、近くで見たら小さな山で予想と違った様子を見せるもんポコ二人。お墓がこんなに大きいの?って驚いていました。ここに眠る『倭迹迹日百襲姫』 ってとても言いにくいですが、もんちゃんは「ヤマトトトヒモモソヒメ」と噛まずに言えます。正確に言えるのが誇らしいようです。
倭迹迹日百襲姫は卑弥呼なのでは?探してみよう秘密のヒミコちゃん。かくれんぼ得意な~♪の歌で子供にも有名なヒミコちゃん。桜井市のマスコットにもなっているので、小さな子供でも古墳巡りを楽しんでくれています。また、箸墓というのも、旦那の蛇の姿に驚いてお箸で突いて亡くなってしまったというエピソードも不謹慎ではありますが子供にとっては興味深いことなんですよね。一緒に楽しんでくれてありがとう!
車に向かっていると、ここで少し雲行きが怪しくなってきました、
箸墓古墳を出てちょっと南下すると大神神社に着きます。道路に建つ巨大な鳥居を車でくぐり、線路の手前の駐車場に停めます。そこから徒歩で大神神社に向かいます、小雨が降りだしていました。
大神神社は大物主大神を祀る日本最古の神社の一つです。大物主といえば箸墓古墳の倭迹迹日百襲姫の旦那様ですから、そこから来た我々は愛する妻を連れてきたのか、はたまた余計なものを連れてきてしまったのか。拝殿にて参拝を済ませ、その奥の狭井神社に向かおうとしたらとんでもない大雨に遭遇しました。
狭井神社は大神荒魂神を祀っており、つまり大物主大神の穏やかじゃない方の側面を祀っているということ。荒ぶる感情は、涙を大量の雨で表したのか、はたまた大量の雨で禊を促したのか。80mm/hのピンポイント豪雨の中、狭井神社を参拝してきました。大雨の中のこの神社、別世界にいるような厳かな雰囲気がものすごく味わい深かったです。
狭井神社の拝殿の裏には、霊水の井戸があります。今回はそれどころではなかったというか気が付かなかったので、寄りませんでした。まぁ、お水はもう、浴びるほどもらっているので。
参拝を終え車に戻ると、全員服も下着もびしょびしょです。傘に守られていたのでびしょ濡れで済みました。服を脱ぎタオルにくるまった状態で車を出します。姫路に向かいつつ着替えのできるところを探します。
1日目の宿泊地 姫路市 夢前橋
1日目の宿は姫路夢前橋のホテルだよ。
ずぶ濡れのあと、八尾PAで着替えたんだ。
ここまで532km移動したよ
ずぶ濡れになったので行燈山古墳と朱雀門はあきらめ、姫路を目指します。まずは着替えのできる場所というか、濡れずにトランクを開けられる場所を探しました。土地に余裕のある桜井市なので、立体駐車場などの屋根付き駐車場を探しましたのですが…、結局発見できず。そのまま新庄ICからE91南阪奈道路に乗りました。高速に乗ればPAがあるはず、との思惑は間違ってはいませんが、都市部の高速にはPAが少ないですから、美原JctでE26近畿道に乗り換え結局八尾PAまで走りました。ようやく乾いた服を着ることができましたし、この辺りはさっきの雨が嘘のような晴天でした。
E26近畿道を北上し吹田Jctを越してE2A中国道を進みます。途中、西宮名塩SAに寄って休憩しつつ、ホットドッグやたこ焼きを夕飯代わりに食べました。
神戸JctでE2山陽道へ乗り換え、山陽姫路西ICで高速を降ります。そこから南に下って夢前橋のところに本日のホテル『チサンイン姫路夢前橋』があります。近くのGSで給油して、スーパーでビールなどを買ってからチェックインしました。。
2日目 532km ~ 789km 厳島神社・宮島水族館 ~ 1019km 若宮泊

山陽姫路西ICからE2山陽道を西に進み、廿日市Jctを経て廿日市ICで降り、宮島フェリー乗り場へ。厳島神社と宮島水族館の往復はフェリーと徒歩で往復3.4kmです。車に戻り、大野ICからE2山陽道ではなく広島岩国道路に乗り西へ進み、壇之浦SAで夕食をたべ、関門橋を渡って若宮ICで降りて宿泊という流れです。
宮島・厳島神社 広島県 廿日市市
宮島に着きました。たくさんの外国人観光客とフェリーに乗ったよ
参道の商店街を抜けると見えてきたのは、鹿と大鳥居。まだ海の中にあったよ。
厳島神社や水族館を回って戻ったころには歩いて大鳥居まで行けたんだ。
宮島へ渡るフェリーは観光客でいっぱい!電車から降りてくる観光客の半分くらい外国人なのでは?駐車場から歩いてきて手前にあったのがJR宮島フェリーのチケット売り場だったので流れでこれに乗り、フェリーの上から宮島を眺めていると目の前に現れました大鳥居。この時点ではまだ大きさを実感できません。
宮島に着き、参道の商店街を眺めながら進みます。賑やかでとても良い雰囲気です。商店街を抜けると白い砂の地面に狛犬と鳥居の石の灰色、松の緑、青い空と強烈な夏の風景が広がります。普通に鹿も歩いている、何だこの空間は?
普通の鳥居をくぐるとちょうど目の前に朱い大鳥居が海の中に建っているのが見えました。距離もあるのでまだそんなに大きいとは感じません。参道は左に曲がり、見えてきました厳島神社。
厳島神社もこの時点では海の中に浮いている状態でした。湾の一番奥に建てられたこの神社、大鳥居までは思った以上に距離があります。15時くらいになり、潮が引いて鳥居まで歩いて行けるようになりました。実際に歩いていくと結構遠く、近づいてみると想像の倍以上の大きさに圧倒されました。16.6mの高さは4階建ての学校の校舎と同じかそれより高いかも?これは是非とも近くで見ておくべきですね。
実際に間近で見るなら、鳥居に掲げられた扁額も両側から見ておくことをお勧めします。海側からは「厳島神社」、島側からは「伊都岐島神社」と書かれています。対外と本心のようですね。
宮島・宮島水族館 広島県 廿日市市
厳島神社のさらに奥に、宮島水族館があります。みやじマリンって愛称だよ。
厳島神社のオマケ?全然!カブトガニも見られる本格的水族館です。
二階のレストランは最高の景色!パパはプールの先『はつこい庵』に感激。
鯉や色とりどりの魚を立体的に展示した美術的空間で涼を取る、サイコー!
厳島神社の裏をぐるりと回り、炎天下の徒歩で火照った体を売店のかき氷で冷ましました。たまたま同席した若いお客さんとお話をして、静岡から車で来て、天草に行く途中だと伝えました。姉弟共に表彰式に参加するんだというと驚いていました。旅先でのこういう触れ合いって良いですよね。
お店を出てしばらく歩くと、宮島水族館に着きました。
ミヤジマリンの愛称をもつこの水族館、思った以上にシッカリした水族館です。入るとすぐ、カブトガニがお出迎えしてくれました。子供にとってこのおもちゃのような生き物は人気ありますよね、不思議な形が面白い。シャコやカラッパもどこでも見られるってワケでは無いですから、甲殻類は見ていてなんか面白いんですよね。
レストランで食事をしました。清盛神社のある岬のような地形に生える松の景色がとても綺麗です。いくつかの水槽を見て、タッチプールで遊んだ後、さらに奥の建屋「はつこい庵」に行きました。鯉をはじめ見た目が美しい魚を趣向を凝らして展示しており、涼しさを引き立てます。最高の涼を味わえました。また中央にはドクターフィッシュの水槽があり、もんポコは手を入れて突っつかれて飽きることなく楽しんでいました。
2日目の宿泊地 福岡県 宮若市
2日目の宿は九州道・若宮IC目の前のホテルだよ
途中、壇之浦SAでフグやイカ刺し丼を食べたよ
本日は487km移動、ここまで1019km
宮島からフェリーで戻り、大野ICでE2山陽道(広島岩国道路)に乗ります。西に進み壇之浦SAで休憩、夕飯を食べました。ふくぶっかけ丼、ふく天うどん、イカ刺し丼、握りずしを注文。このSAは他所のSAと一線を画しますね、食事のラインナップが嬉しい!
テラスに上がれば関門橋の姿がバッチリ見えます、渡れば九州!人生二度目の九州、こんなにすぐにまた来れるなんて。子供たちに感謝です。キミたちが立派な賞を取ったなら、父は喜んで車を出しますよ!
関門橋を渡り、九州再上陸。若宮ICで降りてすぐのルートイン若宮が本日の宿です。ちなみに宮若市っていうんですね、この辺り。宮田町と若宮町が合併した結果らしいです。宮と若だから若宮でも良さそうですが、吸収された感を嫌がったんでしょうか?インターの名前は若宮を使ってるから、若宮の方が知名度は高いのかも?
3日目 1019km ~ 1049km 海の中道 ~ 1114km 吉野ケ里 ~ 1301km 天草本渡泊

若宮ICからE3九州道に乗り古賀ICで降り、マリンワールド海の中道に寄ります。アイランドシティから福岡都市高速6号に乗り、香椎浜Jctで1号線→貝塚Jctで4号線を経て福岡ICでE3九州道に乗ります。鳥栖JctでE34長崎自動車道に乗り換え、東脊振ICで降り吉野ケ里遺跡に寄ります。東脊振IC~鳥栖JctでE3九州道を南下し、松橋ICで降ります。宇土半島を抜け天草の本渡が本日の宿です。
マリンワールド海の中道 福岡県 福岡市
マリンワールド海の中道に着きました。九州最大級の水族館です!
ムツゴロウに始まり、水の森を抜けた先の大水槽はとにかく広大!
レストランではサメバーガーを食べたよ、旨い!
海の中道という名前の通り、福岡湾のど真ん中に向かって突き出た岬の先端やや手前にマリンワールド海の中道はあります。とにかく広大、別世界。まさにワールド、オブ・ジ・アビス。我をいざなう異世界への一本道、異形の者たちの巣窟へいざ行かん…なんて厨二表現はさておき、駐車場に着きました。大型の水族館って、行くまでの感じが似ているところが多いですよね。
9:30のオープン直前に到着し、モノトーンのタイル敷きの階段を上ると既に結構な人が並んでいました。日傘の貸出しがありがたい。エントランス付近も無駄に広く、奥に湾曲した建物、シロナガスクジラの顎のような屋根とその奥に並ぶ丸い窓はホタテの目のようなその光景に、これから行く海の世界への期待が高まります!
中に入ると広大な吹き抜けの空間を階段で上に上がり、まずは地元の海からスタートするのも水族館の王道です。ムツゴロウ、シオマネキ。名前も見た目も有名な愛嬌のある小さな生き物が迎えてくれます。続いて森をイメージした淡水生物コーナーと進み、最下層へ行くと長く巨大な水槽に優雅に泳ぐサメなどを大迫力で見られます。
ペンギン、クラゲ、サンゴ礁と水族館の人気者もキッチリ見られますし、壁一面にずらりと並ぶ標本は圧巻です。ただ白くてグロテスクな姿が並んでいるので子供ウケは良くないかも。名前と写真だけでも見る価値はありますよ。そしてレストランで食事をしました。シャークバーガーも食べられます。袋のシュモクザメが可愛い。レストランもしっかりしています、十分広いのですが、早めに行った方が良いですね。
ラッコの「リロ」の等身大パネルがあったので、並んで写真を撮りました。もんちゃんとほぼ同じ背丈です、思った以上におおきい。そのあと、お土産を買って水族館を後にしました。
吉野ケ里遺跡 佐賀県 吉野ケ里町
吉野ヶ里遺跡に着きました。吉野ケ里歴史公園って言うんだよ。
とにかく広いから、真夏に全部見るのはタイヘン。環濠集落ゾーンを見たよ。
涼しい展示室で見た弥生時代の資料は、縄文と比較しても興味深いね。
九州道を南下すると美しいクローバー型で有名な鳥栖Jctが見えてきました。が、クローバーガン無視のサガンクロス橋を渡って長崎道に乗り換えます。クローバーは本線上に左方面に行くための左分岐が先にあり、右方面に行くための左分岐が次にあるのでナビの『左へ行け』が分かりづらいうえ、合流個所も多くカオスです。
さて、長崎方面に進んだら東脊振ICで降ります。なお、鳥栖は『とす』、東脊振は『ひがしせふり』と読みます、難しい。
ICを降りて5分ほど南下すると、吉野ケ里歴史公園が見えてきます。とにかく広いです。入口は三つありますが、東口から入るのが王道なのではと思います。真夏に日陰の無いこの公園を見て回るのですから、最短距離での移動はもはや生き残る秘訣と言っても過言ではありません。全部見たいのなら、冬前に来ないと厳しそうですね。
環濠集落ゾーンに来ました。無数の杭が壁となって仕切られたこのエリアの中には、物見やぐらや住居を見ることができます。櫓は三階建ての家のような大きさで、隣の『倉と市』のエリアを眺めることができます。住居は家が半分埋まったような見た目で、半地下になっているので建築がしやすそうな構造です。
環濠集落ゾーンには展示室があり、なにより涼しさがありがたい!中に入ると、土器に銅剣、青が鮮やかなガラス製管玉などの装飾品に各種鉄製品などの出土品が多数展示されていました。そして甕棺墓という棺の甕が、テーマパークではないガチの遺跡であることを改めて認識させられます。これからの調査結果にもいろいろ期待が高まります!
3日目の宿泊地 熊本県 天草
3日目の宿は天草・本渡の旅館だよ
入った居酒屋は地鶏の天草大王が美味しい
本日は282km移動、ここまで1301km
吉野ケ里遺跡を出た後、九州道を松橋ICで降り、近くの道の駅うき「宇木彩館」に寄ります。デザートを買ってこの先の一般道攻略へのエネルギー補給をしました。
ここからはR266で宇土半島の南岸を西に進みます。二度目なので結構覚えていましたね、ステキな風景が楽しめる気持ちの良いドライブルートです。三角大矢野道路を抜けて大矢野島に上陸し、さらに南下して左手に海中水族館シードーナツが見えてくると天草上島、目的地の天草市に入りました。
松島有料道路を抜け、上島の北岸を西に進めば本渡が見えてきます。本渡港のそば、天草未来大橋のふもとに本日の宿『和み宿 新和荘 海心』はあります。畳の部屋が気持ちいい!
少し休憩した後、貸切風呂に入りました。家族風呂ですが、程よい広さで疲れが癒されます。風呂から上がったら、夕食を食べに外へ。天草大王との謁見です!
宿の近くで見つけた鳥蔵という店に入りました。天草大王を美味しく食べられるお店です。もんポコには柔らかいぼんじりが大ヒット!炭焼きも美味しい。大人は珍しい部位なども堪能しつつ、冷えたビールで改めて再びここ天草に来れたことの幸せを噛みしめました。旨いって、幸せです。それが我が子キッカケでもたらされたものなら一入(ひとしお)ですね!
居心地もいいし料理も旨い、宿からも近いし控えめに言っても最高なこの店を出ようとしたとき、お店の人とちょっとお話をしました。静岡から車で来たこと、御所浦島の絵画コンクールで姉弟二人とも受賞して明日表彰式に参加することを告げると、なぜか他人ごとではないかのように一緒に喜んでくれました。
本っ当~に、ここに来てよかった!
4日目 1301km ~ 1336km 崎津地区 ~ 1377km 天草文化交流館で表彰式

本日は表彰式の当日です。式の開催は午後1:30からなので、午前中に天草本渡からR266~R389で天草下島の南西にある崎津地区を目指します、一般道で片道35km程度ですね。世界文化遺産に登録されているこのエリアはやっぱり見ておかなければ。表彰式は本渡の天草文化交流館にて開催され、その後、ギャラリー四季に移動してみんなの作品を見ました。
崎津集落 熊本県 天草市
崎津集落に着いたよ、キリシタン!世界文化遺産!
海上マリア像が見える駐車場に車を停め、崎津教会まで歩いたよ。
道の駅崎津ではヒオウギ貝の綺麗な貝殻をもらったよ、名物なんだって。
天草の崎津集落は『長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連資産』として世界文化遺産登録されている、趣と歴史と悲しみが残る小さな漁村です。同じ天草下島とはいえ35km、新宿~代々木間を反対周りでぐるっと一周するくらいの距離があるので、気軽に寄れるところでもなく…。下道を進み、集落入口の道の駅にてひとまずトイレ休憩しました。
道の駅には資料展示室もあり、そこを眺めていると職員の方に声を掛けられ、表彰式に参加するため静岡から車で来たこと、しかも同じ理由で二回目であること、御所浦島の白亜紀資料館が改装中なので本渡で表彰式、本来であれば船での移動に使われる時間を崎津散策に当てたことなどを話しました。移動距離も二回目も姉弟受賞も、ぜんぶ驚きながら喜んでくれていました。
地物で養殖しているカラフルなヒオウギ貝の貝殻と、ステキなクリアファイルを貰ってことにお礼を言い、車に乗り込み崎津地区へ向かいます。
道の駅側から入ると地区の一番奥に海上マリア像があるので、その手前の駐車場に車を停めました。テトラポットの無機質な灰色の向こう、深い青色の海と澄んだ水色の空とが交わる鮮やかな緑の突端に、真っ白なマリア像が海を向いて建っていました。今何を想っているのだろう…、マリア像に向けてか、自身に向けてか。穏やかに流れる時間が、止まったかのようでした。
駐車場から集落を通り崎津教会まで歩きます。灰色と白のコントラストが美しい西洋風の教会は、ステンドグラスの青とオレンジが彩を添えてはいるものの、どこか寂し気に佇んでいるような。中は曲線が多用された風格あるつくりで、いくつもあるステンドグラスから差し込む光が、どこか違う世界にいるかのように感じさせます。敷地内の看板には、ここが吉田庄屋役宅跡で、踏み絵が行われた場所であるとの解説がありました。歴史を感じる場所です。
天草文化交流館・表彰式 熊本県 天草市
御所浦島の白亜紀資料館は改装中なので、今年は天草文化交流館が会場です。
もんポコ二人参加の表彰式、すごいぞ!そしてありがとう!
ここでの表彰はもんちゃんは2年ぶり2回目、ポコちゃんは初めての受賞だけど、
二人とも堂々と受け取ってました、立派です!
天草本渡に戻り、天草文化交流館に着きました。歴史ある洋風建築なのですが、遠くから見ると現代のオシャレな洋風住宅のようにも見えます。近づいてみるとやはりレトロモダンな重厚感を感じます。板張りの廊下やミント系に塗られた壁には同系色を濃くしたような色の枠や巾木が良いアクセントとなり、現代にも通じるオシャレ感をナチュラルに演出しています。廊下の掲示物も含め昭和の学校の校舎のような雰囲気が素敵です。
二階に上がると思いの外広い空間に驚きました。もんちゃんポコちゃんとはここでお別れ、二人は受賞者席に座ります。我が子二人ともここで表彰される、あいつら凄いなぁ…。大人は後ろで見守ります。ふたりとも堂々とした姿で賞状を受け取っていました。誇らしい!
この建物は入り口が狭いので帰りに多少の渋滞が起こっていましたが、正面入り口から出て記念撮影をしました。駐車場側ではないので空いてましたね。こちらも重厚感とオシャレ感が共存しています。
ギャラリー四季 熊本県 天草市本渡
表彰式が終わった後、ギャラリー四季に移動したよ。
みんなの作品が展示されてる中、。
帰りがけに審査員の先生に会い、お話ししたよ。また来るよって約束したんだ!
天草文化交流館を出て車で少し移動し、駐車場から徒歩でギャラリー四季に向かいます。銀天街というアーケード付きの商店街にそれはありました。中には今回の受賞作品が佳作作品までずらりと展示されていました。もんちゃんのアンモナイトの絵は銀色を効果的に使っているので、現物のもつ表現力でまさに輝いていました。
ギャラリー四季を出て駐車場へ向かう途中、老紳士に声を掛けられました。審査員の先生でした、綺麗目の格好に胸に着けた赤いリボンで受賞者だと分かったようです。せっかくの機会なので、もんポコの過去の受賞作品を見ていただきました。
絵画教室の生徒のような描かされてる感がなく、のびのび自由に描いているのが良いと褒めてもらい喜ぶもんポコ。『次回は完成した御所浦恐竜の島博物館で表彰式をやるから、ぜひ最優秀賞を目指してね。御所浦島で待ってるよ!』『かならず行くよ、待っててね!』なんてやり取りがあり、記念撮影をして車に戻りました。
さて、表彰式を終えたもんポコ。先生と交わした約束は果たして叶うのか?来年もまたここに来たいねと思いつつ、本日の宿の熊本エアポートホテルに向けここから旅の後半戦に突入です。帰り道は何があるのか?受賞の御褒美はどこを見て回れるのか?まだまだ楽しい1500kmが残っています!
長くなったのでこのページはここまで。この続きは後編で!
感想など聞けたら嬉しいです!
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一般社団法人ピンタニーニャ・プログラミング学習協会
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